Q.
心療内科、精神科はどんなところですか?
A.
気分が沈む、不安で落ち着かない、今までのような意欲が出ない、疲れやすい、夜眠れない、食欲がない、など、気分や体調の悩みがあるときに受診するところです。
Q.
診察ではどんなことを聞かれるんですか?
A.
まず初めての診察の時には、長めな時間をご用意し、現在困っていること、これまでの経過、そして、今後どうしていきたいのかについてお聞きし、診立てや治療の見通しについて、ご説明します。
2回目以降の診察では、治療開始後の変化や内服薬の調節などについて相談を行っていきます。
Q.
治療の方法は?
A.
心療内科、精神科の治療は、「心の特徴や病気を知ること」「薬による治療」「精神療法的な関わり」からなります。
「心の特徴や病気を知ること」は、ご自身の状況を客観的に理解したり、症状や病気の知識を得ることで、辛さや混乱が和らげることが目的です。
「薬による治療」は、お薬によって脳や体の疲れ、敏感さを和らげ、落ち着いて考えるために利用します。
「精神療法的な関わり」とは、解決のために、ご自身が考えていることを話したり、医師が助言を行うことです。患者さん自身が主体になって取り組むことが必要です。
Q.
治療の費用は?
A.
初診時は、3割負担の方で検査料を含めて5,000円前後です。再診では1,400円程度です。
Q.
薬を使うことが不安です。
A.
改善した状態を維持したり、再発を予防するために必要な薬(うつ状態やうつ病に効果的な薬、躁うつ病の再発予防に効果的な薬、など)は十分な期間内服する必要がありますが、補助的な薬(睡眠薬や安定剤)は、必要最低限の期間の使用とし、できるだけ早期に終了していきます。
現在は副作用(眠気やだるさなど)が、より少ないタイプの治療薬が使われることが多くなっています。